少年漫画の雑魚キャラと真の悪について
前々から何度か書いてたんですが、アニメとか漫画とか見ても、あまり素直に楽しめなくなってきてる自分がいます。
昨日はキングダムのアニメを1日中ずっと見てたんだけど、ああゆう少年漫画って、主人公が「お前なんかにかまってる暇はない」みたいなことカッコよく言って、雑魚キャラを瞬殺するじゃないですか。
鬱な時にそうゆうシーン見ちゃうと、なんかね、もうね、泣けてくる。
どっちかとゆうと、強い奴にバッサバッサ斬り捨てられるチンピラみたいな雑魚キャラの方に感情移入してしまうんですよね。
自分が斬られてるみたいで、悲しくて悲しくて。
「こいつらは一体何のために生きてきたんだ」って思っちゃう。
主人公の仲間が死んじゃったり、すげー暗い過去が明かされたりして、いかにもいかにもな音楽とか流れてきて、「はい泣いてちょうだ~い、はいお涙ちょうだ~い」って感じのシーンよりも、しょうもないチンピラが一瞬で死ぬ方がよっぽど泣ける。
単純に、自分と似てるからってだけなんですけどねw
だって僕は主人公みたいに強くないし才能もないし信念もないしイケメンでもないもん。
僕だけじゃなくて、主人公やその仲間たちみたいに、信念を貫いたかっこいい生き方だったり、戦闘センスや剣術の才能なんて持ってる奴はそうそういないと思うよ?
もし僕が異世界転生したら、しょうもないチンピラになる自信がありますw
女キャラにぼこられてめそめそ泣いて逃げ出す、一番ダサい奴。あれ、異世界転生した僕ですから。
少年漫画は嫌いじゃないです。むしろ僕なんかは普通にワンピース族なんでw
でも、完全にファンタジーになってしまってる部分があまり好きではないってかむしろ嫌いですね。もう少し毒のあるお話がみたい。
どうせ完全にファンタジーなら、まどまぎくらいハーコーなストーリーの一つや二つ作ってくれ。
で、話変わるけど、さっき、借りてきてたノーカントリーを見たんですよ。
見終わった後、宇多丸さんの解説聞いてて、納得したのが、「こうゆうカッコいい悪役ってのは結局はファンタジーだ」ってゆう意見。すごく要約してますけど。
少年漫画の悪役もそうですよね。彼ら、主人公に負けず劣らず、めっちゃかっこいいじゃないですか。
めっちゃ頭いいし、めっちゃかっこいいポリシー持ってる。「女子供を殺すのは趣味じゃない」みたいなこと平気で言っちゃうじゃないですか。
そんなん悪じゃねえ!!
普通にいい人じゃねえか!!
って言いたいわけですよ、僕は。
本当の悪ってのは、てめえのしょうもない欲望の為に平気で人殺して、女犯して、物盗むんだよ!
主人公のライバルに悪役を据えるなら、そういったえげつない悪にするべきだと思う。
これこそ主人公が最も忌むべき相手、そして最も倒すべき相手でしょうよ。
ジョーカーみたいな神がかり的にかっこいい悪役を見たくないわけじゃないですよ。
ワンピースに出てくるクロコダイルやドフラミンゴみたいな悪役もかっこいいと思うし、僕も大好きです。
でもそれは飽くまでファンタジーの話。
ファンタジーのキャラだったら誰でも作れるじゃないですか。
本当の悪魔ってのは、現実にいる人間なわけですよ。
それをどう物語の中に落とし込んで、尚且つ面白いストーリーを作れるかどうかが、作者の腕の見せ所だと思うだよなー。
あ、ちなみにワンピースで一番好きなキャラは誰かと聞かれたら、初登場時のベラミーって答えます。「夢?なにそれだっさwww」みたいなあの感じにしびれます。
それが今となってはルフィに毒されちゃって・・・。
あの毒牙をむき出しにしたギラギラの頃のベラミーを見たいです。
「夢とかwwwwおまwwwwマジかよwwwww」とか言いながらルフィ君とその愉快な仲間達をぼこってあげてほしいですね。期待してます。
はい、結論。
チンピラをラスボスにしてやってくれ。
違うかw