映画 侍(1965)を見た
その名もずばり「侍」という映画を見ました。
時代劇は、てか映画あんま詳しくないんですけど、感想をちょこちょこ書いてみようかなと思います。
岡本喜八って監督の映画は、独立愚連隊と大菩薩峠しか見たことないです。そもそもあんま映画見ないうえに、昔の日本映画を1本や2本見たくらいで何がわかるわけでもないんですけど、それでも大菩薩峠は面白かったと思いました。机竜之介の虚無的な感じとか、「所詮この世は・・・」的な世界観がかっこよかったです。
ちなみに大菩薩峠は1966年の岡本喜八監督版以外にも何個か作られてるんですけど、見たことないんでよくわかんないですw
で、この侍って映画なんですけど、いろんな人が感想で書いてた通り、前半の、主人公である新納鶴千代の過去や生い立ちについての説明部分がかったるくて眠くなりました。
あと、鶴千代が何もしないで料亭みたいなとこで昼間から酒飲んで寝転がって、壮大にプー太郎かましてるところ見て、妙に親近感がわいたんですが、先述の彼の過去の説明部分で、実はすげえ立派な侍の隠し子的な言われて、一気に失せました。
ふん、貴様も所詮はボンボンか。
ま、それは置いといて。
星野監物役の俳優さんめっちゃかっこよかったです。伊藤雄之助さんってゆうらしい。
嶋田久作さんに似てるw
どう見てもヤクザな顔なのに、主人公達の組織の首領ってとこがかっこいい。(まあ今から見れば当時の侍、まして牢人なんて皆ヤクザみたいなもんだろうけど。)
どう見てもモブキャラのチンピラ顔なのに、実は頭が切れて、冷酷で、ってゆうキャラは結構タイプです。
途中白い着流し(モノクロだから本当に白かどうかは知らん)を着て、とある人物を斬る場面があるんですけど、もうこの着流しの似合い具合がかっこいい。
どっからどう見てもゴロツキですw でもって、表情一つ変えずに無言で斬る。さらに斬り終わった後の、刀の血の拭き方とか、そん時の表情とかもかっこよかったですなあ。
あと、ラストの雪の中での集団チャンバラシーンも迫力あって楽しかったです。
正直誰が誰で何がどうなってるか、よくわからなかったけど、
昔の剣戟映画なんてそんなもんでしょ?
てな感じですかね、はい。
冒頭でも書いた通り、あんま映画見たことないんで、感想の書き方とか映画の見方とかよくわからないんですけど、とりあえず思ったこと書いてみました。
以上。
面白かったです。